2019/07/17 21:58


 プロジェクト本文

(みなさん。こんにちは。以下は絵本の出版に際して行ったクラウドファンディングについて、募集した内容をそのまま載せています。)


この度は、私共のプロジェクトをご支援くださりまして誠にありがとうございます。

まずは簡単に私事ですが、
この度、私達夫婦にこどもが出来ました。
念願でした。

そして、長い間待っていた自分の子供のために絵本を書いてあげたいと思い「#10ヶ月後の赤ちゃんのための絵本」と言うハッシュタグでインスタに投稿し始めました。

すると、投稿3ヶ月で900ものフォロワーから応援してもらうことができ、今は私自身みなさんからの励ましをもらい、普段会社員をしながら、コツコツイラストを描いています。

私の名前は 上田 Atao (アータオ) と言います。




こどもができるまでの私たちのお話を少ししたいと思います。

私は広島出身広島育ちで、大学で出会った妻は台湾の人でした。そして8年の長い国際遠距離恋愛の末、無事に結婚しました(今思えば、よく長いこと続いたな、と思います;)。


もちろん、将来そう遠くない時期にこどもが授かると思い、当時は今で言うブラック企業で無理やり会社員をしていました。入社当時から厳しいモラハラを受けていましたが、それは「自分の未熟さを治すため」だと言い聞かし、頑張り続けました。

そのような努力とは裏腹に、こどもについては長い間その気配が無く、次第に私は「親になる素養がないのだろうか」と考え始めました。



しかし、そんな中。


上司からある事件でいじめを受け、会社全体を巻き込む大ごとになってしまいました。

そのせいで私は一時期、人が信じられなくなりました。

そんな時、妻がふと、「環島(台湾一周のチャレンジのこと) に行って、人の温かさをもう一度見つめ直してみない?」と、誘ってくれました。会社の件で自分に自信をなくし、存在価値を見失っていた私にとって、それはまさに「救いの手」でした。


そして私は会社を辞めました。



環島では本当に人として多くのものを得ることができました。国が違うというだけで見た目や考え方・表現の仕方・笑いのツボなどが日本と全く違うことに衝撃を受けました。


例えば、

・台湾人にとって、大きい声で話しをするのは、怒鳴っている訳ではなく、普通の声量だということ。

・日本人の「空気を読んで」が全く通用しない。

・台湾の人に私の中国語を褒めてもらった時に、(謙遜の意味で) 「中国語より日本語の方が得意だよ!」というと、「うん。そうだろうね。」とドライに返されたこと。


しかし一方で、今の日本の社会を違う視点からも見ることができました。

今のわが国で起こっていること。

それはこの絵本の物語にも関連してくることなのですが、
周囲とは違うことをする人に対して嫌がらせやいじめ等が発生している社会現象があります。

日本の社会全体がちょっとギスギスとした印象を感じます。

例えば、ちょっとみんなと服装が違う、空気を読まない、誰かの意見を聞かないと自分では決められない、など。

私は「そんな小さいこと気にせんでもいいんじゃない?」「もうちょっと気楽に考えようや?」「誰が得をするん?」という気持ちを持ちながらニュースを見てしまうことがあります。
(あくまで個人的な解釈ですが。)


その上で、自分のこどもに対して思うことは、『純粋でいろんな人達と楽しくできる人生を過ごしてくれたらいいな。』

しかしどうやって、私の思いを伝えようか?

会話での表現についてはあまり自信がありません。

『難しく考えず、純粋にシンプルに伝える』方法として、
絵本の世界で伝えていけたらどうだろうか。という奇想天外 (?)なアイディアを思い付きました。


そしてこの絵本は、こどもだけでなく、応援してくださる大人の皆さんにも読んでもらえたら、何か新しい発見があるんじゃないかな?と。



周囲からは「一個人の絵本なんて誰も興味持ってくれないよ」「やる意味ってあるん?」など厳しい言葉をもらいましたが、私はこのプロジェクトをきっかけに皆さんと友達になりたい、そう思いで製作を始めることにしました。



このストーリーは、

一人ぼっちの動物・ワニくんが、「動物の友達を作りたい」という思いをコトリくんに伝えたことで友達探しへと動き出すことから物語が始まっていきます。

そして一歩づつ前に進みながら、足跡や体の模様などいろんな動物たちを知り、自分との違いを受け入れ、友達を作っていきます。

そして、嬉しくなったワニくんはみんなを自宅に招待するのですが、
ワニくんが『あること』をしてしまい、それよって「みんなから嫌われるんじゃないか」と不安になり泣き出してしまいます。自分を責める気持ちと後悔で胸がいっぱいになるワニくんに友達の動物たちが『ある行動』をします。

ワニくんは感動してしまうものの、「どうしてそんなことをしたんだい!」と彼らに尋ねます。

そのお友達の動物たちはみな口を揃えて、こう言いました。
「どんな姿になっても関係ないじゃないか。だって僕らは友達だろ?」と。


この絵本は自費出版です。自費出版は商業出版と違い、印税は無く、出版の費用はすべて自己負担で行います。その為みなさまのお力がとっても重要なのです。出版社からの販売許可を得た上でリターンとして皆様にお届けします。
このプロジェクトでは少しでもこのストーリーに共感し、ご支援してくださる方を広げたいと思っています。


・出版費用

自費出版(製本など)には、製本費用だけで無く、編集校正データ設計費用その他経費が加わります。全国の皆様からのご支援金は全て製本費用に使用させていただきます。

・本プロジェクト手数料



この絵本のポイントは、

・友達との新しい出会いを楽しむ。
・1人の力じゃどうしようもならない事も、みんなの協力で実現できることだってある。
・この世界にはどんな見た目でも自分自身を受け入れてくれる人がいる。

そして「多様性を認める」というメッセージを込めてストーリーを練り上げています。
(もしかしたら他に違った理解ができるかもしれませんが、あくまで私一個人の視点です。)




私の想いは、みなさんと一緒にこのプロジェクトを通して、現代人が忘れかけている人としての温かさを思い出し、良い繋がりを築き上げていけたらいい。と考えています!


※この絵本の製作は、仕事から帰った後のわずかな時間でコツコツと進めているため、なかなか思うように進まず皆様にはご心配をおかけすることがあると思います。申し訳ございません!!でも、楽しみに待っていてくださいね!


みなさんのご支援をよろしくお願いします!


<PupupuZoo 〜#10ヶ月後の赤ちゃんのための絵本〜>

https://camp-fire.jp/projects/view/172687


<インスタグラム〜PupupuZoo 〜#10ヶ月後の赤ちゃんのための絵本〜>
👉 http://pesc.pw/JT5CF


<All-or-Nothing方式の場合>

本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。